来月中旬に博士の先輩と1週間一緒に実験をする. 一緒にやるといっても,実験内容はそれぞれ別々だし,単純におんなじ期間をシェアする感じだ. 昨年度までいた研究室とは結構ギャップがあるので,それに戸惑っているわけである.
極超音速風洞というものは,ウチのキャンパスには1つしか無い.みんな実験するわけだから,期間を区切って使う.というわけで,1人1つ風洞(でっかい扇風機)があった去年までとは大違いである(去年の環境が素晴らしすぎた感は否めない).
「あー,あのデータおかしいわ.今日の夜取り直すか,いや明日でもいいか」
とか悠長なことを行っている場合ではないのである.来月の実験が終わったら,多分次にまとめて実験できるのは年度末とかになるから,しくじることはできないわけだ. でも,まあ先輩は,初めての実験で成功したらすごい.といっているわけで,困った困った.
たしかに,去年の風洞を使って研究に使うデータを初めて取ったときは,模型とロードセル(天秤)が干渉して,全く価値のないデータがとれた.それを考えると,来月の実験で大したデータを取ることの方が難しいのかもしれない.
だからといって,なんの準備もしなかったら,全く成長しないわけである.人間は失敗から多くのことを学ばなければいけない.無価値な失敗をしたら,成長できないわけだ.やるだけやって,準備をしっかりした(つもりで)実験をはじめなければならない.
課題は山積orz 模型作りに,実験手順の確認,使用器具を確実に使えるようにし,データが信頼出来るよう較正etc
データについて少しでも議論できるような実験にしたいものである.
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