インターンシップで得られたこと.これからのこと.

 豊田工業大学の学外実習2も明後日で終了.
 ここまでで,得られたことや僕として思うことをつらつらと述べるので,まとまりのない文章になりますが,悪しからず
 5週間のうち,
第1週 試験装置の操作方法を覚え,実際に使ってみて,ミスなくこなせるようになる.
第2週 誰も立ち会わず,ひとりで試験をする.トラブル時に連絡して指示をもらったり,手伝ってもらったりする.
第3週 試験をそつなくこなせるようになる.余裕ができてくるので,得られたデータが何を意味しているのかを考えるようになる.データ整理の方法を教えてもらい,グラフにプロットできるようになる.
第4週 試験結果に対して,疑問が生じたり,納得がいかないところが出てくるので,不思議な点を聞いて解決する.
第5週 4週間でやったことをパワーポイントにまとめ発表(金曜日)
 こんな流れ.
もちろん,言われたことは出来るようになった.それに,試験は時間がかかるし,人海戦術的な部分もあるから,グループの人には大助かりと言われてやりがいも感じた.
ただ,この中に,自分の思考が介入しているのかを考えると疑問に感じる.
もちろん得られたデータについて,グラフを作ったり,すでに得られたデータと比較することは,できた.Excelもうまく使えてるから,自分で見たいグラフだけ作ったり,軸として何をとろうかとかを考えることもできた.
でも,なにか違う気がした.
大学3年生のペーペーがこう言うこと言っちゃいけないかもしれないし,社会人の人からしてみたらなにいってんだよって思われるかもしれないけど,あまり頭が働いていないと思った.
この5週間でやったことをもっと向上させることができなかった私に非があるのかもしれない.もっと賢い人なら私が4週間かかったことを1,2週間で行い,もっとステップアップできたのかもしれない.事実,僕にもミスはあったし,理解できずになんども同じようなことを聞いた節もある.
今のご時世,勉強していることが役に立つことがあまりないし,仕事と直結しないことは普通だと思う.世の中が多様化し,同じ理系でも,僕は応用科学や高分子,情報通信なんかはさっぱり分かっていない方だと思う.
4年間で学べることも限られるし,古典力学を習ったところで,現在は21世紀で,ニュートンよりもあとにたくさんの学者が現れもっと発展的な物理学を大成させているから,時間の限界もあると思う.
生産技術は,製品の品質を保証したり,さらなる改善を目指して,より良い製品を開発する.そういう現場であることは,ものすごく理解できたし,工業には欠かせない現場.
ラインで作っても,設計通りの性能を発揮できているのか,同じ製品を何個も試験して,ばらつきがないか,大きな問題となりうる差が生じるか.こういうことを議論することは,製品開発にとって重要である.
しかし,10年20年先を見て,もっとこういうようにしたい.こうだったらいいのに,という議論をすることはできない現場だと考える.
製品は不完全である.なんでこんなデータになるのかわからない時もある.それでも,製品は成立する.させなければならない物なのだ.だからこそ,生技がある.このプロセスは必要不可欠なのは,自明である.
それでも,なんか違う.と思ってしまう….
大学院に進むことをいいことに,どんな仕事をしたいのかなんてほとんど考えなかったけれど,これではないなら一体何がやりたいのか.
私には皆目見当がつかない….何がしたくて,どうすればいいのかさっぱりだ.

大学
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All Work and No Play Makes Jack a Dull Boy

コメント

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    特に大企業の場合は超細分化されてるから、思考を主にするっていうと、製品の根幹に関わる部分に携わる部署に入る他無いわけで。でも、そこは花形というか競争率が激しいから残るのは超エリートだけ。あぶれれば嫌でも、退屈に感じるような業務の部署にいなきゃいけない。それが大組織の一員。
    それでもいい、って覚悟なら大企業に。そうじゃないなら、中小企業がいっぱいある。極端な話、自分で会社を作れば一から自分でやらなきゃいけないから嫌でも一日中考えることにはなる。
    ごくごく当たり前の話を偉そうに語ってしまったけど、自分のやりたいことをすごくざっくり分類するならそういう道筋が見えてくるんじゃないかな、と思った次第です。

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